こんにちは、こんばんは、おはざらす。 どうも僕です。 だんだん暖かい日が多くなってきましたね。 そうなってくるともうアレの季節ですよね 。 そうそう、アレ。 モグラですね。何言ってんだコイツって思うかもしれないんですけどね。 うちには出るんですよモグラ。 もう風物詩かなってくらいに。 はぁー殺意殺意♪なんてね、そんな物騒なお話は置いといて。 今回はですね、半年ほど前に購入したワイヤレスイヤホン SONY WF-1000XM3 についてレビューしてみたいと思います。 急にどうした? おいおい、コイツまさか、ついに広告費狙いに走ったか? 安心してください。 等ブログは皆様の愛情と声援、そしてなにより 私自信の誠意により運営されております。 ちゃんと理由を言うと、ワイヤレスイヤホンって実際使い勝手どうなんだろうな~って購入を悩んでる方の参考になればいいなと。 実際僕も相当に悩んでおりましたからね。 FF14プレイヤーの方も、サントラを日常的に聞いているって方はかなり多いと思います。 ですので、聴く環境の快適性というのは非常に大事です。 あたりまえのように日常に寄り添い、時に没頭し、時に思い出に浸る。 そう、それは日常をエオルゼアに変えるアイテム。 つまりこれは、FF14の記事といっても過言ではありません本当に無駄な数行にお付き合い頂きありがとうございます。 それでは本題へと参りましょう。  まず初めにお断りしておきますが、私自身もワイヤレスイヤホンはコレが初体験です。 あれこれを比較してみるとこっちはコレが良くて…という専門的な意見は出てきません。 僕がお伝えしたいのは以下の2点。 ◆ ワイヤレスイヤホンって使い勝手どう??◆ このイヤホンって買って良かった???なので、ワイヤレス使ったことないけど、今後ワイヤレスへの変更を考えてるよって方向けのレビューになります。 では参ります。 ◆ ワイヤレスイヤホンの使い勝手通常のコード有のイヤホンとの大きな違いは、当たり前ですがコードが有るか無いか。 僕がワイヤレスに変えたかったのも、このコードの存在がとにかく鬱陶しかったから。 何をするにしても、このコードがどこかしらに引っかかって耳からドラゴンダイブ。 アイフォンに関しては専用のつなぎのコネクターまで必要(こいつがよく行方不明になる) キレイにしまったはずなのに、ストレスなく解ける確率は実に7%(僕調べ) そんな煩わしさ故にワイヤレスに移行したかったわけですが、変えたことで物理的にどう変わったかお伝えしていきます。 コードがないため上記の全てが解決する。いや、当たり前は当たり前なんだけども、その効果のほどがすごかった。 まず、右を向こうが左を向こうがコードが引っ張られるという外的要因がないため、まず外れない。 後で少し触れるけども、密閉タイプと呼ばれる隙間なく耳にピッチリ収まるタイプは保持力が結構あるので、相当に外れにくい。 次に、音楽を視聴できる範囲(親機との距離)の拡大、これも大きい。 コード有イヤホンでは物理的に親機を持ち歩かなくてはいけないが、ワイヤレスではその有効範囲内なら君は自由だ。 家のリビングにスマホを置いて、家事をしてようが庭の草むしりをしようがストレッチをしようが、環境にもよるが紹介している製品だと、半径10程度であればカバーしてくれる。 君のいる場所そこがエオルゼアだ。機器との接続に関してもストレスはほとんどない。 僕はアイフォンの再生をメインにしているけども、一度同期すればケースから取り出したら勝手に接続してくれるし、再生などの操作もイヤホンからできる。 とにかく、コード有のイヤホンのデメリットを全て解決した上でさらにできる事が広がるという、倍美味しい経験が積める。 この時点で、ワイヤレスイヤホンに変えてみようかと悩んでる人には、それは全力でオススメできると言いたい。  ただし、デメリットがないわけじゃない。 体感したデメリットとしては、やはり落としてしまうリスク。 普通に音楽を聴いていれば、ほとんど落ちることはないけれど、快適が故に不意にその存在を忘れてしまうことがある。 僕が慣れないころよくやったのは、首からかけたネームプレートを外そうとしてイヤホンを落としてしまうパターン。 当然だが、いくら落ちにくいといっても、何か物に当たったりすればそれは落ちる。 とある駅のホームでは3か月半の間に2000個ものイヤホンが回収されたとか。 この2000個というのが、左右セットで1個として2000個なのか、はたまた左右別計算で2000個なのか、僕はそこが気になってしかたがないので、曖昧な表記はやめてほしい。 落ちるだけでそうそう壊れたりもしないが、落とした場所が水たまりだたったり、側溝だったりすれば即アウト。 僕の友人はトイレで自分を鼓舞するために聴いていたところ、耳から外れたイヤホンが股をすり抜け、ブルードラゴン蒼天ドラゴンダイブしてしまったらしい。 その後どうしたんだと聞いたら 「流した」と言っていた。 このリスクを嫌うならば、イヤホン同士だけが繋がっているネックバンドタイプも候補にいれてもいいと思う。 ちなみに、先ほど少し触れたが、イヤホンには密閉タイプとオープンタイプがある。 密閉タイプは耳との隙間がなくピッタリ収まるため、保持力も高く外の雑音も入りにくいため、音楽に集中したい時に良い。 オープンタイプは「耳にかける」タイプのもので、保持力は低いが外の音も聞きやすいため安全面では優れる。(AirPodsを想像すればそれ) 自分の聴きたい環境を考慮して、合ったものを選ぼう。  ここまでは純粋にワイヤレスイヤホンに変えるメリットデメリットを紹介してきたが、いかがだっただろうか。 僕は正直、一度ワイヤレスイヤホンを経験したらもうコード有には戻れないだろうと思う。 その扉を開ける勇気と覚悟が、君にはあるのだろうか。 今一度自分の胸に問いかけてみてほしい。 真面目な解説を結構長々としてしまったためここら辺で何か面白いことを挟もうと思ったが、何も思いつかないのでこのまま次項に進む。 ◆ SONY WF-1000XM3ここからは、僕が使っている「SONY WF-1000XM3」について紹介していく。 始めにも言ったが、僕自身もワイヤレスに変えたのは今回が初めての経験であるため、他の製品との比較や聴き比べはできない。 しいて言うならば、このイヤホンに変える前は、アイフォンに付いてくる純正のコード付きイヤホンを使用していたため、それとの比較としてほしい。 ◆ 音質について僕は音楽の知識があるわけでもないし、楽器になってほとんど触ったこともなければオタマジャクシも読めない。 あるとすれば、中学から大学まで遊び続けたドラムマニアのせいで、ついついドラムのリズムをトコトコやってしまうイタイ特性があるくらいだ。 そんな僕でも同じ曲を聴き比べた時に感じたことは、音質が良くなっているとかそういう以前に こんな音鳴ってたんだということにハッとした。 今まで聴いたことのない楽器の音やリズムだったりが聴き取れて、それだけで音楽を聴くのが倍楽しく感じた。 このイヤホンにはワイヤレスタイプにおいて最高峰のノイズキャンセリング機能が搭載されている、とのことらしい。 正直宝の持ち腐れ感は否めないが、こんな素人でもハッとする感覚を味わえたのは、おそらくそんな機能が影響しているのだと思う。 有効範囲内でのノイズのようなものも全くないし、音質については文句の付けようがないと僕は感じた。 ◆ アンビエンスサウンドモード急な横文字だが安心してほしい、僕もこの言葉の意味はわかってない。 どんな機能かというと 「外の音を取り込んで音楽と一緒に再生する」機能だ。 つまり、密閉型のメリットでもありデメリットでもあった外の雑音が聞こえないという点をカバーする機能になる。 僕がこのイヤホンを選んだ理由の1つがこれだった。 だが結果として、このモードを使っているかと言うと、現状ではほとんど使っていない。 その理由をいくつか挙げてみるので、このモードが気になってる人は参考にしてみてほしい。 ①外の雑音の音量調節不可外部から取り込んだ音は、取り込んだ音量でそのまま再生される。 何が問題かというと、音楽のほうの音量を上げたとしても、外部の音は大きくならないため、ある程度の音量で聴くと外部の音は聞こえづらくなる。 聴く音量にもよるが、僕が普段聴いている音量では、音質を殺しつつでもはっきりとは聴こえないというなんとも中途半端な位置づけになってしまった。 ②風切り音の増大風の強い日などは、風がイヤホンに当たると、ゴゴォーっという風切り音がすると思う。 アンビエンスサウンドモードではこの風切り音をもろに取り込んでしまうため、非常にうるさく聞けたもんじゃない。 サイクリング中なども同じで、外部の音が聴きたいのに風切り音がうるさすぎるというジレンマが起きる。 ③有効なシチュエーションが少ない上記の2つの理由から、これは有効だ、と感じられるシチュエーションはかなり限られてくる。 通勤途中(風の無い日)の徒歩での移動中、電車内でアナウンス、家事中に他の音を聴き取りたい場合…などがあったが、結局のところある程度音量を下げないと機能しないため、満足感は得られなかった。 正直このモードを使うのならば、片耳だけ付けたほうがストレスはないんじゃないかと思う。(イヤホン片方でも使用は可能) 唯一これはと思ったのは、庭仕事をしていた時に近所のオバちゃんに声を掛けられ、それに気づけたことだった。 無視をしてしまっていたら、今後のご近所付き合いに影響が出かねない。あれは救われた。 以上の体感から、確かに面白い機能ではあるものの、アンビエンスサウンドモード自体を魅力としてこのイヤホンを選ぶ必要性はないかなと僕は感じた。 ◆ 値段高い。ほんとに高い。まじでお高い。 最初にこれをオススメされて値段を調べた時にほんとに驚いたと同時に、オススメしてきた方にちょっとキレそうになった。 定価 25,880円。イヤホンにこのお値段、出せますか。 僕も見た瞬間これは無いわと思ったもん。 出したってせいぜい1万ちょっとくらいかなって。 それでも今まで音楽機材に無頓着な素人からすれば、かなり頑張った予算だと思うの。 でも、それで沢山失敗も経験してきた。 僕の体験談だけど、今までやっすいワイヤレスイヤホンを買ったことがあったにはあった。 2000円くらいのと、5000円くらいの。 結局それは使い物にはならなかった。 ペアリングのしづらさだったり、音質の悪さだったり、とにかく使い勝手が悪くて、すぐに使わなくなった。 こんなんならコード有でも純正イヤホン使った方がマシだって。 なにより、安いものだと失敗しちゃってもいいか~っていう謎の逃げ道を用意してしまうのがまずい。 いいわけがないだろ、こっちは貴重なお小遣いでやりくりしてんだぞ、おいお前だよ、1年前アマゾンでわけのわからんイヤホンをポチろうとしてるお前だよ!!!!!高ければ大事にするかといえばそれは質が伴ってこそだとは思うが、「質の高いもの」を経験することで本当の楽しさだったり、大事にしたいという気持ちを大きくさせるのだと思う。 人によって価値観は違うので一概には言えないかもしれないが、僕にとってこのイヤホンはただ音楽を聴くための道具という以外に、新たな見識を広げてくれた値段以上の価値がある代物になった。 質の高い経験は価値観を変える。なんか名言っぽいの生まれたのでこれはタイトルにしよう。 その外にも操作性だとか、低音域がどうだとか、厳密に言えばもっとあるのだろうが、正直僕にはそこまでわからないというか、なんの不満も持っていない。 操作性に関して言えば、ある程度の評価されている商品であれば、そこまで大きく変わるものでもないと思う。 最終的な総評を言うならば、あえて僕の使っているこのイヤホンが絶対にオススメだ、というわけではない。 あくまで、僕にとっては買って良かったと思える商品であった、ということを念押ししておきたい。 安い買い物ではないが、確実にあなたの生活を少し豊かにしてくれるものだということは約束しよう。 以上、ここまでが僕がワイヤレスイヤホン「SONY WF-1000XM3」を使用してお伝えしたいと思ったことだ。 今後購入を検討している人の少しでも参考になれば嬉しく思う。 後日、これだけの思いをして僕が手に入れたイヤホンを、偶然会社の後輩が持っているのを目撃した。 あいつも頑張って買ったんだな、そのイヤホン良いよな、と横目に僕が着替えていた時に君が同期の子に言い放った 「あぁコレ?別に大したことない安物だよ」その一言を、僕は絶対に忘れない。
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[ 2020/03/20 18:55 ]
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こんにちは!こんばんは!おはざらす!前回ご紹介した 蛮神加工ルーレット (記事リンク) に引き続き、また新たなSS企画が立ち上がりました…! その名も… 風景SSルーレット!!既存する32エリアを対象とし、各エリアを1名ずつ担当。 そのエリアの魅力をそれぞれの感性で表現して、32名全員で1つの作品を作り上げようというものです! この企画の発足人は、エオルゼア百景の管理人としても有名な めてゐさん。 虹追いララフェルとしても有名なお方ですね…! その呼びかけに我こそはと名乗りを上げ、集結した錚々たる32人のメンバーがこちら!! ◆ 拡大サイズはこちら(※メンバー表はみよよさん作) いやー…錚々たるメンバー…ね。 ・錚々たるとは?数ある中で特に優れている人々の集団や顔ぶれのこと。「錚々たるメンバー」「錚々たる顔ぶれだ」などという具合に使う。
日本語活用形辞書 より すみませーんwww錚々たるメンバーではないのが1人混じってまーすwww実は、募集当初はSS加工なぞ一切触れたこともなかったのですが、めてさんのある一言で参加してみようと踏み切った経緯があります。 が、そのお話は後にして! 公開された作品の数々をあますことなくご覧くださいい! まずは32作品が勢ぞろいしたサムネイルから! ◆ 原寸サイズはコチラこれだけでも壮観ですよね…w サムネが少しずつ埋まっていくのを見ているだけでもものすごくワクワクしましたw そしてこちらのサイトにて全作品をご覧いただけます!Eorzea Scape Roulette (サイトリンク) もうほんと、一枚一枚見入ってしまいますよね…。 こんな場所があったのか…!という発見、思いもよらぬ場所からの眺め、洗練された構図、そして一人ひとりがSSに込めた魂…。 SSに添えられた作者のコメントには、作者が伝えたかったエリアの魅力や、SSに込めた思いが綴られています。 是非とも、コメントと共に、心行くまでエオルゼアをお楽しみくださいませ!! ”ナナモ風車が見下ろす先に広がる美しい石だたみ。 その町並みは太陽の光を浴び、黄金に輝く。”◆ 原寸画はコチラ◆ 個人的なあれこれここからは今回参加させていただいた僕自身のことについてになります。 参加するまでの経緯や、個人的な感想やがメインとなりますのでご了承ください。 今回、名だたる加工師の方も数多く参加されているこの風景SSルーレット。 しかし、中には加工はまったくできないという方もいらっしゃいます。 実は参加した当初は、僕もその中の一人。 そんな僕でも参加してみたいと思えたのは、めてゐさんのこのツイートがきっかけでした。 ”加工しないのもアリ”こういったものは加工師の方の専売特許のように考えていた僕には、なんというか、希望のような一文でした…w そこには、どんな人とでも、同じ楽しみを共有したいというめてゐさんの気持ちがにじみ出ていたように思えます。 この一文が無かったら、僕はこの企画に飛び込んでみようという勇気は沸かなかったかもしれません。 この類まれな機会を与えてくださったことに深く感謝しております!  そして担当になったゴブレットビュート。 正直、このエリアに当たった時、めまいがしそうでした…w おそらく、32エリアの中で一番訪れた事のないエリアだったのではと思います…。それからというもの、そもそもゴブレットがどういうエリアなのか、走り回る日々が続きました…w  様々な魅力を探し回った結果、やはりどうしてもはずせないもの。 ナナモ大風車です。しかし、ナナモ風車を捉えようとするとどうしても見上げるアングルになってしまいます。 そうなると、ゴブレットの美しい石畳の町並みが入りにくくなり、その逆もまたしかり。 ゴブレット特有の激しい高低差が、構図を定めさせてくれません…。 そして更に居住区特有の難しさも目の当たりにすることになります。 エリアによって雰囲気ががらっと変るんです。これには本当に頭を抱えてしまいました…w いろんなハウスの屋根やら庭やらに無断で出入りしていた挙動不審なララフェルを見かけていたら、それは僕だったと思います。 そして最終的にたどり着いた構図がこの場所です。  ナナモ風車の存在感を存分に味わえ、なおかつ美しい町並み、実は豊かな水源をバランスよく捉えられる場所だったのではないかなと思います。 しかし、どうあがいてもナナモ風車の全体を構図に抑えることはできませんでした…w 上の写真では右上にL土地が建っていますが、完成したSSではそこに家は建っていません。 それは、その後ろに見える山の背景を使いたかったために、あえて空き地のあるエリアで撮りなおしたからですねw ですが、まだまだこれで終わりではありません。 構図が決まったら次は、時間、そして天候との勝負です。同じ構図でもこんなに印象が変ってきます。  夕方。浮かび上がる町のシルエットは捨てがたい。  夜。星空に照らされる町並みも本当にきれいです。  朝もやに包まれるゴブレットは、ザナラーンの雰囲気にマッチしてる気がします。  夜と霧。霧越しに見えるぼんやりとした明かりが幻想的。  ちょっと下がった所にあったアーチ越しに眺めてみたり。 本当に数日感この場所に入り浸っていましたね…w そんなこんなをしているうちに、いつのまにか風景を撮るということに魅了されていった自分がいました。 歩くたびにある知らなかった発見。 これだっ!っとくる構図を見つけ出した時の快感。 更に時間と天候で刻々と変化していく景色。 その組み合わせはまさに無限大。そんなところにきっと、魅了されてしまう人も多いのでしょう。 そしてこの後、僕は我慢できずにフォトショに手をだしてしまいます…w 本当にまったくのド素人だった僕は操作方法もパス抜きのやり方も知りません。 ここで僕を救ってくれたのは、幾度となく共に戦ってきたひよさんでした…w 何度も初歩的な質問を繰り返す僕に、ひよさんはあきれもせずずっとコーチをしてくれました…ひよさん本当にありがとう…! 需要があるかわかりませんが、一応ビフォーアフターも乗せておきたいと思います。  逆光に照らされる構図というのがどうしても撮りたかったのでこの構図を採用しました。 逆光になるまで太陽が沈むと空の色は上のSSのようになるのですが、抜けるような青空と黄金色に輝く町並みとの対比を表したかったので、空は昼の時間帯の空を採用しています。 太陽に照らされている部分には、美しい石造りを強調するために強めにを光をいれてます。 あとはコントラストを少しいじったりいじったり。 もう楽しくて楽しくて毎日のようにフォトショをさわっていました…w  僕のようなまったくの初心者であっても、SSを加工する事(出来は別として)に挑戦してみることは難しくありませんでした。 僕自身、SS加工は難しくて敷居の高いものだと思っていました。しかし、それに挑戦してみることは難しいことではなく、ものすごく楽しいことだと気づかされました。 FF14というゲームを楽しむジャンルとして、SS加工というものに触れられたのは、僕にとってこのうえない貴重な体験となりました。 そして、冒険に駆け回っている足を止め、ゆっくり風景を楽しむという楽しみ方。 いかがでしたでしょうか、その楽しさが少しでもお伝えできたのなら嬉しく思います! 企画をしてくれためてゐさん、企画を盛り上げてくれたみなさん、本当にありがとうございました!まで見ていない方はこちらから! Eorzea Scape Roulette (サイトリンク)
[ 2016/04/04 13:00 ]
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こんにちは!こんばんは!おはざらす!!この挨拶も何回してきたことでしょうか…。 FCメンバーには 「おはざらす」って恥ずかしくないですかと言われ続けながらも、ブレずにやってまいりました。 当ブログ、ヒマワリのタネは今年一年を瞬く間に駆け抜けてまいりました。 しかしその一年は凄まじく濃密であり、この一年が僕にとって、一生忘れることのできない一年であったことは言うまでもありません。 ブログをはじめたのはちょうど今年が始まってすぐの、 1日3日。 そして今日は大晦日ということで、ほぼ1年間となります。 ということで、今日は、ぎっしりと詰まったヒマワリのタネの歴史を、 月間ベスト3で振り返ってみたいと思います! 名づけて…。 ヒマワリのタネ 2015 総集編スペシャル!でございますー! あぁこんなこともあったあった!とお楽しみいただければ幸いです! それでは参りましょう!まずは1月から!! 1月 ◆ マイディーさんは来てくれた ~グングニルでの出会い・完~僕のブログの原点であり、今でもFF14やオンラインゲームへの考え方などに深く影響を受けた方がマイディーさんでした。 その中でも、サスタシャ支援は僕がブログを始めるきっかけになった記事でもあり、その活動に衝撃を受けたのを今でもハッキリと覚えていますね! そして実際に気さくにお話いていただけたことも、いろんな方を身近に感じることのできる出来事でもあります。 ◆ サスタシャでの出会いサスタシャ支援の初めての参加者、ユモトさんとの出会いです! サスタシャ支援を通じて新たな新米冒険者と出会うことの楽しさを教えてくれた出来事でした。 そしてこの時の経験が、今でも僕の初心者支援への気持ちを支えてくれています! ◆ ヒマワリ新メンバー発表!サスタシャ支援で出会ったジジちゃん。 一緒にカッパーベルにいった時は、こんなに深い仲になるなんて思ってもみなかったよね! 初めて声をかけてくれた時、僕のことをどんな人か想像しながら盛り上がってたって話しを最近になって聞いたよw 今ではヒマワリの大切なメンバーの一人、これからもよろしくね! 2月 ◆ シイタケは生えるヒマワリめんばーのしいちゃんを主役とした、ブログ始まって以来の創作話ですね! しいちゃんは普段口数も少なく、謎に包まれている部分も多いのですが、ひとたび口を開けばいつもヒマワリを笑いの渦に包んでくれるしいたけの妖精です。 そんなしいちゃんが生まれた理由を、完全フィクションでお送りいたします。 …実はちょっと、お気に入りのお話ですw ◆ 週刊 トレンドエオルゼア!まとめページ週間でお送りしておりました、街角インタビュー企画、トレンドエオルゼア! この企画を通して、ほんとうに多くの方にご協力いただき、そして新たなフレにたくさん出会えました! ヒマワリのタネを支えてきてくれた1つの柱といっても過言ではないでしょう。 終盤はまったく週間ではなくなってしまい、なかなか次回作に取り掛かれていませんが、必ず復刻しますよ! …と、栗坊がもうしております。 ◆ ジジちゃんの、教えて○○先生!まとめページトレンドエオルゼアと同じく、シリーズものとして始まった連載コーナーですね! 実はこの企画が生まれた背景には、当時新米だったジジちゃんへの解説という意味も含まれておりました。 なので、この中で取り上げられたテーマは実際にジジちゃんが疑問に思ったことから生まれておりましたw しかし問題は、この中での解説は僕の知識量に依存するので、早い段階で解説できることが無くなってしまったことでしたw 3月 ◆ シイタケはムチムチになるしいちゃんの誕生秘話シリーズになんと続編が登場。 妖精しいたけは人の心を理解できるのか…そしてその後に待ち受ける救いのない展開とは…。 しかしこのシリーズ、まだ完結してないんですよね…w ◆ エオルゼア・アサシン’S まとめ後に僕の相棒的存在となる、タイタン鯖のフレ、ひよさんのFCハウスへとアポなしで突撃した時の記録です。 しかし、そこには、笑いあり、涙ありの衝撃の結末が待っていた…。 サーバーの垣根を越えて出会うことの喜び、自分たちで遊びを作り出すことの楽しさを教えてくれた一日でした! ◆ プレイヤーズミーティングレポート初めはツイッターのTLに流れてきた1つのイベント告知ツイートでした。 それに何気なく参加してみようかなと、そしてそこにひよさんも巻き込んだことが、僕のブログ活動の大きな転機となりました。 ここに参加したこと、ここで出会えた方とのつながりが、この後僕の行方を大きく左右していくことになります…。 4月 ◆ 祝!3ヶ月記念!!(オマケ付き)ブログをはじめた当初から目標としていた、3ヶ月間毎日更新を達成できたときの記事ですね! 最初は1週間ちゃんと続くかどうかも疑われていましたが、3ヶ月間思い切り楽しんでいたらいつのまにか達成していましたね…w それもこれも、そこまでに出会えた方々との楽しい思い出が背中を押してくれていたからですね! ◆ 夢見る少女じゃいられないイシュさん渾身の問題作です。 どんな記事よりもノリノリで書いていたような気がします…w ◆ 週刊 トレンドエオルゼア!Vol.11 with ミラージュアイ!トレンドエオルゼア初のコラボ企画! そのコラボ相手はなんと、ブログひよの落書き長の著者、ひよさんでした。 アオルゼアアサシンズ、プレイヤーズミーティング、そしてこのコラボ企画を通して、ひよさんとは影で悪巧みをする仲となっていきましたw 5月 ◆ be動詞すら知らない俺が海外美女とエタバンするまでの軌跡ある日、ツイッターでとある人物が声をかけてきてくれました。 その人物のプロフィールを見に行ってみると、なにやらブログをはじめたばかりだった様子でした。 しかしその内容は今まで見たこともない、あまりにもぶっとんだテーマで展開される代物でした。 そしてこの人物との出会いが、後々に僕のイメージを大きく変えてしまう悲劇となるのです…。 ◆ エオルゼアカフェレポートついにヒマワリのタネのレポートはエオルゼア内にとどまらず、リアル世界へと進出します。 FCメンバーとの初の対面、そして今でも長い付き合いとなったフレ達との出会いでもありました。 エオカフェ、最高でしたね!w(この後計3回行くことになります) ◆ ブロガーズミーティングレポート 【自己紹介編】◆ ブロガーズミーティングレポート 【スピーチ編】◆ ブロガーズミーティング 2015 in Titan 【まとめ】※ 記事は6月ですがイベントは5月だったので、5月の出来事とします! 僕のブロガー活動の大きな転機となったイベントのひとつです。 ひよさんの発案から始まり、二人で企画から声かけ、司会進行からまとめまで、全力で取り組んだ思い出のあるイベントですね。 この頃はFF14自体もパッチ間が少し空き、何か自分たちがFF14を盛り上げるような力になれないかと思ったのが始まりでした。 本当にこの時があったからこそ、今の僕と、仲間がいるんだなと思えます。 ひよさん、そして集まってくれた皆さん、本当にありがとう! そしてこのイベントは開発側の目にもとまり、第二回コミュニティ放送で紹介していただくという事態にまでなりました…w 6月 ◆ 祝!来場者数10000人突破!3ヶ月毎日更新の次の目標がこれ、来場者数10000人でした。 最初は途方もないと思っていたこの数字…。 本当にいつも足を運んでくれる皆様のおかげで達成できたのはすごく嬉しかったですね! ◆ 幻想薬でカウントダウン あと0日うちのFCの幻想ジャンキー、ばんちゃんが行った、幻想薬でカウントダウンするというバカげた企画です…w この企画の中で、イシュライライザップやオーディンなど、記憶に残る記事も生まれましたねw 最終的にカウントダウンに使用した幻想薬、その数はなんと23個…。 ちなみに、今現在での累計使用数は70個を超えるらしいですw ◆ 一泊400ギル ~スクエニのわすれたもの~個人部屋をレポートさせていただいた記事ですが、個人的にかなり衝撃を受けた経験でもありました。 ハウジングの可能性の深さに気づかされ、自分でもよりハウジングを楽しめるようになりましたね! 7月 ◆ 3.0の忍者を使ってみて僕の記事には珍しく、忍者のスキル回しやアクション解説の記事ですね! 忍者くらいしか詳しくかけるジョブがなく、この内容も自己流が強くてちょっとアレなんですが、なんでこれを選んだかというとですね。 当ブログで、一番読んでいただいてる記事なんですよね!w ◆ オンラインゲームは岩か、砂か今読むと少し恥ずかしいですねコレw でも、僕のオンラインゲームへの考え方はこのときと変わっていません。 オンラインゲームの楽しさを発信する身として、この考え方は変えずにやっていきたいと思いますね。 ◆ 二つの交流会プレイヤーズミーティングをきっかけに、サーバーを越えてさまざまなイベントに参加することも増えていきましたね。 いろんなイベントに参加するたびに、新しい楽しさを発見してきました。 これからも、いろんなサーバーに遊びにいってみたいですね! 8月 ◆ 14時間生放送レポート!(前編)◆ 14時間生放送レポート!(後編)◆ 14時間生放送レポート!(記事まとめ)8月の出来事といれば、やはりこれをはずすことはできませんね…w 僕のブロガー人生において、というか僕の人生そのものにおいて転機になるような出来事でした…w 突然、スクエニから連絡が入り、その内容を見た時は目を疑いました…。 14時間生放送の現場に入れる、それがどれほど貴重な経験だったかは言うまでもありません。 直接開発スタッフと話し、そこから感じ取れたFF14への情熱は、僕のこの世界へ対する想いを特別なものへと変えました。 そして数々のブロガー仲間と実際に話すことで、その絆はよりいっそう深いものへとなりました。 今思い出してみても、こんな場所に自分が行ったのかと、不思議な気持ちです…w 9月 ◆ ブログ始めました!ブロガーとして活動をしていると、いろんなところを声をかけていただくことがありました。 それももちろんすごく嬉しいことですが、中には、「私もブログはじめました!」なんて報告をしてくださる方も多かったんですよね。 その中には僕のブログを見たのがきっかけでなんて方もいらっしゃって、すごく嬉しかったのを覚えています。 これからも、ブログが楽しいものだと思ってもらえるような記事を書いていきたいですねー! ◆ ロールプレイの魅力なにかになりきってプレイする、RPGのそんな楽しみを考え始めた時の記事ですね! こうしたらもっとこの世界は楽しくなっていくんじゃないか、そんな考えを巡らせていた時期です。 これが後に、新生秘話シリーズのきっかけになりました。 ◆ せめて美しく散れ…。ノリノリで書いたシリーズです。 当時はロイヤルアソリティでかっこいいSSを撮るのが流行りましたよねーw そんな時事ネタを思い出させてくれる記事ですw 10月 ◆ 新生秘話新しく始まった新シリーズ、新生秘話。 自分のキャラが、エオルゼアの中で実際に生きていたらどんな人生を歩んでいるのだろう? そんな疑問から妄想を膨らませ、ストーリー化した創作話ですね。 今のところ黒歴史は免れている…と思いたいですねw しいたけ物語といい、夢見る少女といい、創作話って結構すきなのかもしれません…w ◆ 3万ヒット記念 アクセス解析!ブログをはじめたころ、目標としていた10000アクセスを遥かに超え、ついにことの時には30000アクセスを突破しました! 本当にたくさんの方に読んでいただき、嬉しく思うと共に、これからもがんばっていこうという元気をもらえた瞬間でした! 11月 ◆ 禁断の恋の行方エタバンの祝辞を行うのも2回目とあって慣れたものです。 しかもそれが自分のFCのメンバーとなれば楽しまずにはいられません。 しかし、その中身はアレ同士ですからね、世の中いろんな愛の形があるものです。 にしても、エタバンって本当に挙式に参加してるみたいで楽しいですよねw ◆ LoVM講座パッチ3.1で追加されたゴールドソーサーの目玉、ロードオブヴァーミニオン! 今までやったことのないそのゲーム性にどっぷりハマってしまいましたねw まだまだこれから面白くなっていってくれないかなぁ…w ◆ 冒険の始まり久しぶりに僕の元へサスタシャ支援の以来メッセージが届きました。 新米冒険者さんといくサスタシャの面白さはブログを始めた当初とまったく変っていません。 新たにこの地を踏む新米冒険者さんとの出会いを、これからもお待ちしておりますよ! 12月 ◆ 君の瞳にファイナルヘヴン◆ プレイヤーズミーティング 2015 Winter 関連記事一覧僕のブロガー人生の転機となったあのプレイヤーズミーティングが再び! 今回はあの時と違い、1人ではなく、ひよさんとの2人でエントリーで参加できたことがすごく嬉しかった! 僕らにとってプレイヤーズミーティングは、様々な可能性が広がったまさに原点と呼べる舞台です。 その舞台を少しでも盛り上げられれば、その可能性を少しでも伝えられればという思いで参加した特別な場所です。 その場所に2度、今回はひよさんと二人で立てたことは、僕にとってすごく嬉しいことでした。 ブロガー仲間から、親友へ、そして今は相棒へ、そんな感じだねw ◆ 復帰のご報告今年を締めくくる最後の記事がこれってどうなの?w ほんとにこのタイミングでのPC全損には参ったなぁ…w なにはともあれ、早い段階での復帰ができてよかった良かった…w 一年を振り返って 今回の記事を書きながら、一年間書いてきた記事を読み返してきましたが、本当にこの1年間は濃い一年でしたね。 取り上げなかった記事にも、思い入れのある記事、そして思い出がたくさんありました。 ブログを始めた頃は思いもよらなかったことの連続で、つらかった時もあったけど、そんなこと忘れてしまうほど嬉しいことばかり経験させてもらった一年でした! ブログを始めていなかったら出会っていなかったフレってほんとにたくさんいるんですよね。 お互いに高めあってきたブロガー仲間たち、ツイッターでバカ騒ぎする仲間たち、ブログを支えてくれる読者さん達、ブログ活動を通じて出会えた素敵な方々達…。 そういうことを思い出しても、本当にブログを始めてよかったなって思います。 1年間、本当に本当にありがとうございました!!そして来年も、変わらずにこの世界の楽しさを発信していければいいなと思います! こんな僕ではありますが、来年もまた、どうぞよろしくお願い致します!!! それでは皆様、良いお年を!
[ 2015/12/31 17:26 ]
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新生秘話。 それは、語られることのなかった、それぞれの新生の物語。 今こそ語ろう。 第七霊災の、もう1つの真実を。  旅団「ヒマワリ」は新天地を目前に、謎の大波により分断された。 残された二人は、行方不明になったイシュの生存を信じて疑わなかった。 何か情報を集めるためにたどり着いた街の名はウルダハと言った。 情報を仕入れるために二人は冒険者ギルド、クイックサンドへと向かう。 しかし、そこでは有益な情報は得ることはできなかった…。 二人は更なる情報を求め、それぞれ剣術士ギルドと格闘士ギルドへと向かった。 ここからは、剣術士ギルドへと向かった「金髪のララフェルの青年」を追いかけてみるとしよう。  彼はエメラルドアベニューと呼ばれる大通りを少し歩くと、そのあまりの町並みの美しさにしばし見とれていた。 規則的にかつ精密に敷き詰められた石畳、陽を浴びて黄金色に輝くその町並みは、彼の故郷の「それ」とは一線を画していた。 ふと回りに目をやれば様々な露店が立ち並び、煌びやかな踊り子達が舞っている。 お、こりゃ面白いもん売ってんなぁ!! 見たこともないような食材や衣類に目を奪われ、思わず足が止まる。 ふんふんと数分間品物を観察して、ふと思い出す。 …こんなことをしている場合じゃない。 やべ。おっちゃんに見つかったら怒鳴られるな… あたりをぐるっと見回すと、その姿がないことをしてほっと胸をなでおろした。 思い出したかのように、懐から冒険者ギルドからもらった地図を取り出し、剣術士ギルドへの道を確認する。 剣術士ギルドへ向かうにはまず、ザル回廊のゴールドコートという場所へ向かえば良さそうだが、ウルダハの街並みは複雑に入り組んでいる。 綺麗に整備された石段を何度上り下りしたことだろう。 実際にはそれほどの距離ではないはずなのに、随分と遠回りをしてきたようだ。 まるで、初めて行った「ジュノ」だな… 彼は故郷のある大陸の、とある街を思い出していた。 ゴールドコートまでくれば剣術士ギルドは目と鼻の先だ。 石階段を数段おり、2分ほど歩くと、2本の剣を交えたようなその看板は見えた。  彼は一通りその外観を眺めると、躊躇せずにその扉に手をかけた。 扉が数センチほど開いたとき、何やら男の怒鳴り声が扉の中から響いてきた。 さっさと持ってこいよ!まったく平民はとろくさいなぁ! …何やら取り込み中のようだ。 が、彼はそんなことを気にもせず、扉を開け剣術士ギルドへと足を踏み入れた。 ギルド内にいた数名が彼のほうを振り返る。 手の空いてる者が彼の対応にあたってくれた。 あぁ、人探しかい。ここには手練の剣士も集まるから話を聞いてみると… 話を聞いていると、男が話に割り込んでくる。 おぉい、そこの薄汚い冒険者ク~ン?入門希望かなぁ~? どうやら割り込んできたのは先ほど大声を上げていた男のようだ。 片手にオレンジ色の飲み物を持ちならが、こちらに近づいてくる。 …正直、関わりたくない。  ギルドの中でも一際目立つその「ナリ」は、その男が変わり者であることを物語っていた。 全身に金の装飾をふんだんに施したそれは、決してセンスの良いものとは言えない。 一瞬、これがこの大陸での「階級持ち」の格好なのかとも思ったが、周りの者の表情を見る限り、そういうものでもなさそうだった。 その男は彼の目の前まで来ると、威圧的な態度でこう言い放った。 入門希望ならま~ず金だよね?金のないやつは帰った帰ったぁ~アッハハ。 慌てた様子で係の者が割って入る。 違うんです…!彼はただ人探しで… うふ~ん…。だったら情報料も置いてってもらわなきゃね~?まぁそんな格好じゃ、ろくに金も持ってない貧乏人だろうけど。アッハハ。 対応してくれていた係員に目をやると、こちらのことをひどく心配している様子だった。 それと同時に、周りの者は眉間にシワを寄せ、その男のことを見ている。 …なるほど、彼らの表情から察するに、何らかの理由でここにいる「厄介者」のようだ。 その男は続けてこう言い放つ。  君は運が良いよ?今僕は気分がイイからね。この僕と勝負して勝てたら入門させてあげるよ。貧乏人にもチャンスくらい与えてあげないと可愛そうだし。アッハハ。 別に剣術士ギルドに入門したいわけではなかったが、彼はある条件を加えて言い返す。 それって、俺が勝ったらここで情報探しも自由にやって良いってこと~? 男は、彼が自ら条件を提案してきたことに少し驚いたような様子だった。 少し間を置いてからその男は笑い出しながら言う。 …アッハッハ!いいよいいよ、好きなだけやってくれて。なんなら僕直々に手伝ってあげてもいいよ? 大笑いする男の声の影に、周りの者がひそひそと話す声が聞こえてくる。 また初心者いびりだよ…
自分が憂さ晴らししたいだけだろ…
あの子もかわいそうに…運が悪い… そういうことか、と彼は状況を理解したが、特別表情を変えるような事はなかった。 が、彼は武器を持ち合わせていなかった。 唯一携帯していた”得物”も、あの大波で無くしてしまった。 武器だけは剣術ギルドにある物で代用するしかなかった。  ギルド内を見渡すと、そこはさすがに剣術ギルドというだけあって、「片手剣」が豊富に揃えられている。 しかし、そこに並んでいたのは「演習用」であり、あくまで初心者用の剣ばかりであった。 おい、あんた…悪いことは言わない、今すぐ… 彼を心配してか声かけてきた青年を、あの男かギロリと睨みつける。 青年はそれ以上何も言うことはなく、その場を去っていった。 ねぇ、いつまで選んでるの?貧乏人用の剣なんてどれでもかわらないよ? あの男が執拗に急かしてくる。 彼は目の前にあった「演習用」の剣を一本取り出した。 手に持った剣をおもむろに上下させると、彼は少し笑みを浮かべた。 ここの剣は仕事が丁寧だね。「演習用」でも、いい素材使ってるよ 彼の言った言葉に、再びあの男が大笑いを始める。  クク…アッハハハ!いい素材だって?これだから素人は…いい剣っていうのはこいうのを言うんだよ。…フッフフ。 そう言って男が目を送った先には細かな装飾や宝石が散りばめられ、「いかにも」な雰囲気を漂わせている。 剣を選び終わると、二人は「演習場」へと向かう。 彼のことを心配してだろうか、ギルドの者が数名後をついてくる。 よく見ると、たまたまその場に居合わせた商人や学者も、面白半分で見学しにきたようだ。 演習場を囲む人の数は10数名ほどなっていた。 それはさながら、見世物のようだったと、その場にいた人は後に語る。 それもそのはず。 かたや金色の鎧に身を包む大男、かたやまともな装備も纏わぬ小柄な初心者なのだから…。  いいかい初心者くん。勝負はどっちかが気絶するか降参するかだ。手加減してあげるから頑張りなよ? 彼は少し考えたあと、笑みを浮かべ小さく頷いた。 先を急がなければならないはずなのに、彼はどこか嬉しそうな表情をしているようにも思えた。 こうして、彼と男の勝負は始まる。 彼が手にしたのは「演習用」の剣。 会場を包む不安感は、この先現実のものとなっていく…。 果たして、勝負の結果はいかに…。 つづく。 更新済みの話はこちらから!

↑読み物企画第二弾!連載中!
[ 2015/10/24 20:00 ]
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 新生秘話。それは、語られることのなかった、それぞれの新生の物語。 今こそ語ろう。第七霊災の、もう1つの真実を。 新生秘話 第一話 ~新天地へ~新生秘話 第二話 ~二人の行方~新生秘話 第三話 ~演習用の剣~新生秘話 第四話 ~異国の剣勇~
[ 2015/10/24 19:59 ]
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