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新生秘話 【第二話】 ~二人の行方~



新生秘話。



それは、語られることのなかった、それぞれの新生の物語。

今こそ語ろう。

第七霊災の、もう1つの真実を。



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新天地を目の前にし、新たな冒険へ胸躍らせていた一団を、謎の大波が襲った。

船は一度は大波に飲まれたものの、辛うじて転覆は免れ、大勢を立て直す。

しかし、甲板部分を覆うほどの大波に、乗り合わせた者のいくつかはその波に飲まれてしまったであろうことは容易に予想できた。

それは旅団員とて例外ではなかった。


くっ…何が起きた?!二人共無事か?!


旅団の一人、金髪のララフェルの青年が目を見開きながら大声で問いかける。

あたりには波に打ち付けられながらも、甲板にとどまることのできた冒険者が数名横たわっていた。

その中一人が起き上がり、辺りをみわたしながら問いかけに答える。


…おい、あいつは…?イシュはどこにいった…?!



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甲板にいたはずの旅団の一人の姿がない。

その安否を確かめる間もなく、次の大波が船を襲う。

波が打ち付けるたびに、船は深刻な傷を負っていく。



考えている余地は無い。



今はただ、残った冒険者で船を立て直し、遠くに見える大陸までたどり着くことだけしか、彼らにできることは無かった。

幾度となく打ち寄せる大波に、また一人、また一人と視界に入る冒険者の数は減っていく。

それは永遠とも思えるほどの悪夢の中にいるようだったと、生き延びた者は言う…。



新天地を目指す船には、50名あまりの冒険者が乗り込んでいた。

しかし、その地に着いた時、その数はもはや10名にも満たないほどになっていた。

行方のわからなくなった者の安否を確かめる術は無かった。


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彼らが新天地で最初に出会ったものは、決して希望に満ち溢れた世界ではなかった。

突然訪れた仲間との別れ…。

しかし二人は、悲しみに暮れるようなことはなかった。

故郷のある地で共に死線をくぐり抜けてきた数年間。

その過去が、彼が生きていることを信じて疑わせなかった。





…あいつはきっと、生きている





二人は数日の間海岸線を探し、それに続く山脈沿いをひたすらに歩いた。

すると、二人のゆく先には黄金のように輝く都市が現れる。

その都市は名はウルダハ。

どうやら、運良く船がたどり着いたのはこのウルダハからそう離れてはいない海岸だったらしい。

街に着いてから、二人の目的はすでに決まっていた。


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さぁて、人探しと言えば…?

冒険者ギルド、だな


情報を集めたいのなら、冒険者ギルドに聞け。

それは、彼らが長年の経験で得た定石だった。

幸いにも、この地にも冒険者ギルドと呼ばれるものが存在していた。



クイックサンド。

そう呼ばれるそこでは、小豆色の髪をした気の強そうなララフェルが、忙しそうに溢れかえる冒険者の対応に追われていた。


あ~もう!こんなのは”あれ以来”だわ…!今度は何?!


気が立っているようだ…。

どうやら、この数日の間にこの大陸では「何かが起きた」らしい。

冒険者ギルドは行き場や住む場所を失った住民や、働き口を探す者でごった返していた。

人を探していると聞いても、まともに取り合ってくれる雰囲気ではなかった。

その中で、金髪のララフェルの青年が調子の良い声をあげる。


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ねえ!そこの綺麗なお姉さん!


名前を読んだわけでもないのに、その小豆色の髪の女性はこちらを振り向いた。

心なしか、少し微笑んでいるように見える…。

ほんの少しだけ足を止め、彼らの話を聞くと、女性はこう言った。


今はここじゃまともに情報は集められないわね…。

もっと冒険を専門にしているギルド…。

そうね、剣術士ギルドや格闘士ギルドなんかに行ってみるといいわ。


そう言うと彼女は、忙しそうにまた別の対応に追われていった。

なるほど、より強い冒険者の集まるギルドのほうが、各地の情報は入ってきやすいのかもしれない。

とは言うものの、それ以外にもウルダハにはギルドは複数存在する。

二人揃って行動するのも効率が悪いだろう。

となれば、やることは決まっている。


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ここは手分け、だな。


もう一人の旅団員、短髪の眼光鋭いヒューランが提案する。

それに金髪のララフェルの青年が目を輝かせながら答える。


だねー!あのさあのさ、俺剣術ギルド行ってもいい?!

そう言うと思ったよ。じゃあ俺は格闘ギルド、かな。

おうおう!おっちゃん”得物”無くしちまったしなーww

…うるさい、お前もだろ。さっさと行け。

へいへーい!何かあればリンクパールで連絡してね!


二人の次の行き先は決まった。

それぞれが向かう剣術士ギルドと格闘士ギルド。


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果たして、行方のわからなくなった仲間の情報は手にはいるのか。

そしてそこで起こる出来ごととは…。

ここからは、金髪のララフェルの青年を追いかけてみるとしよう。




つづく。




更新済みの話はこちらから!



↑読み物企画第二弾!連載中!

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[ 2015/10/18 21:00 ] 新生秘話 | TB(-) | CM(0)

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